JA全農たまご 「たまごの価値」インフォグラフィックス
JA全農たまご株式会社
企画背景
たまごの消費拡大に何が必要か?
毎日の食卓に欠かせない「たまご」。日本におけるたまごの消費量は、年間1人当たり340個。メキシコに次いで世界第2位とたまご好きの国である。「JA全農たまご株式会社」は国産鶏卵の取扱量日本一の卸会社として、たまご好きの国の食卓を支えている。
たまご1人当たりの消費量は徐々に伸びているものの、今後の人口減少や高齢化社会を見据えると、市場規模の縮小は避けられない。そのために鶏卵業界全体で取り組んでいるのが「消費拡大」活動だ。
消費拡大に必要なこと、その核となることは何か――、 そんな会話の中から、このプロジェクトは始まった。
プロジェクトの目的・目標
「たまごの価値」を広く伝えたい
まず、目指すゴールを「当たり前の存在である、たまごのことを知り、たまごが食べたくなる」と設定した。そのため実現のために、まずはたまごの価値を明確にすること、その価値を分かりやすく伝えることを目指した。
実施内容
価値の幅広さをインフォグラフィックスで表現
最初に行ったのは、JA全農たまご社内にあるたまごに関する資料を集めること。プロジェクトのメンバーで全てに目を通し、各資料に分散している「たまごの価値」を項目毎に整理した。例えば、「栄養素」「健康効果」「味の特徴」「食材との相性」「生食する文化」などだ。それらを分かりやすく伝えるために、1枚のビジュアルとして総合的に伝える「インフォグラフィックス」の形で表現した。1つは、たまごの生産・流通や、たまごにまつわる豆知識をまとめた「TAMAGO CITY」。もう1つは栄養素とライフステージ別の健康効果をまとめた「TAMAGO LIFE」だ。これらをA0 のパネル、A1のポスターとして制作し、全事業拠点へ掲示し、まずは社内における「価値認識の共有・平準化」を行った。加えて、取引先である生産者や卸業者にも配布し、業界全体における「共通言語化」を目指した。
「TAMAGO CITY~たまごは今日も、暮らしを彩る~」
https://www.jz-tamago.co.jp/customer/atoz/data/a2z00019679/
「TAMAGO LIFE~たまごは今日も、家族を支える~」
https://www.jz-tamago.co.jp/customer/atoz/data/a2z00019692/
結果・効果
鶏卵業界全体で活用されるツールに
業界内で配布したポスターは反響が大きく、イベントで掲示したい等の引き合いが増えている。また、同ビジュアルをベースに制作したクリアファイルは、業界各社から「イベントで配布したい」との要望をいただいている。いずれも、「今まで欲しかったけどなかった」という理由からで、JA全農たまごだけではない、業界全体のニーズに応えることに成功した。
加えて、「たまごの価値」の情報をJA全農たまごの公式Twitterで発信することで、直接消費者に価値を伝えることにも活用した。
その後、2枚のインフォグラフィックスの延長線上で、JA全農たまごの事業全体をまとめた「TAMAGO TRIP」も制作した。鶏の飼料の調達から、生産支援、相場発表、販売、情報発信まで、今まで表現することが難しかった事業の幅広さをビジュアルで伝えている。
「TAMAGO TRIP~たまごが食卓に届くまで~」
https://www.jz-tamago.co.jp/customer/atoz/data/a2z00020992/
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