分譲住宅を購入されるお客さまは、住戸プランニングにおける「収納」への関心度が非常に高い傾向が見られる。
また近年、ミニマリストの増加や家電等の小型化・軽量化が進む一方で、自然災害への防災意識の高まり・コロナ禍による外出自粛等から買いだめやストックニーズの顕在化も伺える。
クライアントである小田急不動産株式会社は改めて収納に対する顧客ニーズを追究していく必要性があると感じられていた。
そこで、小田急不動産株式会社が販売する分譲住宅シリーズ「LEAFIA(リーフィア)」の購入をご検討されているお客さまに対して、豊かで素敵な暮らしを実現するための住まいづくりを提供するWEBサイト「想いカタチ．ファクトリー」の第5弾ラインナップとして、「収納」に焦点を当てた企画を検討されていた。
住関連の商業施設「リビングデザインセンターOZONE」の運営を通じて得た、建築に関するネットワーク、及び情報やノウハウを持つ当社にご依頼いただいた。

収納に関するリアルタイムな顧客ニーズを追求し、アイディアに反映していく。
収納の数やサイズだけに捉われない「収納の機能的な使い方」に焦点を当て、LEAFIA(リーフィア)住戸内の収納スペースを無駄なく活用でき家族の誰もが使いやすい収納アイディアを提供することで、小田急不動産株式会社の顧客のロイヤルティ向上を目指す。

小田急不動産株式会社に対して、収納（=ハコ）スペースの上手な使い方をご提案する「取扱説明書（トリセツ）」として【ハコセツ】の企画をサポート。
小田急不動産株式会社の顧客インタビューと小田急グループ運営の会員制アンケート調査の結果から見えてきた収納に関するお困りごとや要望に対して、解決策を提供すべく、整理収納コンサルタント本多さおり氏をアサイン。
本多氏と共に、「モノを収納する目的は“使うため”」を理念の下、生活をラクにする使いやすい収納づくりのヒントが盛り込まれた【ハコセツ】の基盤を作成した。
WEB掲載のためにマンション・戸建それぞれの収納スペースに合わせた収納アイディアをまとめた。また収納イメージが沸くイラストの作成及び箇所におすすめの収納グッズの選定まで行い、視覚的にもわかりやすいものを目指した。
WEBをご覧になられた収納に関心のある方が、すぐにでもアイディアを取り入れて頂けるような工夫を随所に盛り込んだ。

【ハコセツ】はLEAFIA(リーフィア)の購入を検討されている方だけではなく、すでにお住いの方にも取り入れて頂ける企画のため、小田急不動産株式会社にとって顧客との新たな接点機会を創出できるアイテムとしてご期待いただける内容となった。
今後は、モデル住宅での具体的な設置例の掲示や、購入者特典としてセミナー・相談会の開催など、【ハコセツ】をきっかけとした未顧客・既顧客への幅広い展開を継続的に検討、さらなる販売促進へつながることを期待されている。